2009年08月29日

虫の声


雨のち晴れ。


午前中に予定していた練習。
8時集合だったが降雨で様子見、そして中止の決定。
皮肉な事に中止のメールが流れてから雨が止んだ。



空いた時間。
家の片付けなど、やらなければという事はある。
雨の上がった公園で長男にノックしても良かったし、
バッティングセンターに連れて行ってもいい。

いや、涼しい風を窓越しに受けて、
うたた寝を決め込みたい気持ちも強かった。
それは深夜の事。
何故か突然鳴った子供の目覚まし時計と、
娘の「オシッコ、一緒にトイレェ」。
二度も起こされて、やや睡眠不足だったのだ。



が、以前から母に、
「十福の湯に連れて行って」と言われていて、
その度に「野球でダメ」と断っていたのを思い出した。



実家の両親を誘い出し、
地蔵峠へ向かった。
…のだけど。
お昼過ぎに「十福の湯」に着いたら、
駐車場は既に満杯。
なんとか停めて、入り口に行ったら、
風呂には入れるが、部屋は満室だとか。

しばらく迷ったが、
母が「峠を下ったところにも温泉があるから」
というので「十福」を出て、そこへ向かった。



松代の皆神温泉「虫歌の湯」。
午後の1時を回り、
ただっ広い感じのする平面的な駐車場に、
かなりの車が停まってはいた。


中に入ると、
ここの大広間もいっぱいではあったが、
空いているテーブルが無いでもなかった。
無いでもなかったが、
両親+ウチの家族が一緒に座れる場所は無い。
大広間を通り過ぎると、
そこにも畳敷きの休憩所がある。
一縷の望みでそこに行ったら、
何とかスペースを確保できた。

食事をして一休みをして(僕は仮眠も摂った)、
浴場へ。

最近に作られた施設なので、洗い場は使い易かった。
内湯の広さは想像通りくらい。
格別に広いというわけでなないが、
狭さを感じることもない。
しかし、露天風呂が結構、ゆったりとしていて、
これは気持ちが良かった。
その露天風呂は手前側に大き目の湯殿があり、
そこと仕切られて更に奥に、
“見晴らし露天風呂”と称して、
松代の街が見下ろせる湯殿があった。
お湯の温度は熱過ぎずに心地好い。
このくらいの温度だと、
冬場はややぬるいかも知れないが、
加温しているようなので、
寒い季節にはもっと温度を上げるかも知れない。
実際に施設の人が湯温をチェックしに来ていた。

露天に浸かりながら、
広い湯殿で初秋の風に吹かれるのは何とも言えず、
普段以上にゆっくりとした時間を過ごした。
その間に子供たちはサウナに入ってみたり、
いろいろとやっていたようだが。
ここは平面的な岩を配していたりして、
その上で大の字になっている人もいた。
これがまた気持ち良さそうだった。

長らくして上がることにしたが、
上がると休憩スペースはかなり空いてきていた。
ここでまた暫く、
アイスを食べるなどして、
まったりとした時間を過ごす。


カミさんは足つぼマッサージにハマってしまったらしい…。



今日はちょっとしたタイミングの違いで、
浴場が比較的に空いていたのもあるかも知れないが、
とにかくのんびりとした時間が過ごせて、
カミさんもとても満足していたようだ。

母によると「十福の湯」も広々とした露天が好いらしく、
まあ、とにもかくにもまた近いうちに、
どちらかが混んでいたら、どちらか空いている方に来よう、
という話になった。


粘って「十福の湯」にいても良かったかも知れないが、
「虫歌の湯」に来たのは、
虫の声か?