2009年08月11日

夕涼み


晴れ。
長男は8:30から合同自主練なので、
朝練は無しにした。
おろし立てのバットの感触や如何に?


今日は午前中のみの出勤。
部長に頼まれたデータ作成と、
得意先との受注マスター登録の申請書類を作成。

その途中、ふっと気づいた。
「あ、甲子園…」
携帯のワンセグをごそごそやりだしたら、
部長からテレビ観戦の許可が出た!
(部長も野球は好きでWBCも事務所で仕事しながら観ていた!)

テレビを点けたら、ちょうど1回表の投球練習中。
ジャストタイミングだった。

第91回全国高校野球選手権大会、
長野日大 対 作新学院

主催の朝日新聞による戦前のコメントは、
「強力日大打線を作新投手陣がいかに抑え込むか」
「甲子園経験豊かな中原監督と若き小針監督の采配も気になるところ」
とあったように思う。

今更、ここで戦評を云々はしないが、
1回表裏の攻防の時点から打撃戦を予感した通り、
点の取り合い。
日大が点を取れば作新も奪い返し、
ついに5回には5-6と逆転を許してしまう。
が、ここは誰もが感じる通り、
1点を失った後の1死満塁の場面、
作新にとってはライトオーバーの当りでランナーが1人しか帰れなかったのが痛かったと思う。
この後にもヒットが出て1点勝ち越しの逆転を許してしまったのだが。
結局、日大は6回表に怒涛の攻めで一挙に4点を挙げて、再逆転。
10-8で長野日大の勝利。
中原監督の「あんなに悪い(ストライクが入らない)加藤投手は初めて見た」と言った後の、
安堵の表情が苦しかった戦いを物語っていたように思う。


試合の途中で退社時間となり、
最終回は自宅で観た。
試合終了後、長男が、
「父ちゃん(何故か保育園の頃から彼は僕をそう呼ぶ)、
トスバッティングやらせてよ、
新しいバットで打つところを見たいでしょ!」
と、ウマイこと言って誘い出す。
暑かったが、いつもの公園に出かけて、
キャッチボール、遊びのピッチング、トス(ティー)バッティング。
次男も混じって、ノック遊びをやったり。


夕方に近所のスーパーに買い物に出たが、
暑かった日中と違って、涼しくなっていて、
タンクトップの上半身が心地好かった。
今年は夏らしいアスファルトを溶かすようなジリジリとする暑さがなくて、
ちょっと淋しい感じもする。


さて。
娘の今の一番の遊び仲間も娘同様にマンガを描くのが好きなようで、
すでにトーンを使っているようだった。
男3人が公園で遊んでいる時に、
彼女はその友達の家に行き、
トーンを少し借りたらしい。

とにかくコピー用紙だとか、お絵かき帳だとかにいろいろ描いている。


ところで。
カミさんの実家の郵便受けに入っていたとか!
自分で配ったの?
  


2009年08月11日

優しさごっこ


朝から雨。
今日から早速の午前中での合同自主練習の予定も中止。
(帯同できるスタッフは限られているが…僕自身も今日、明日は仕事)

高校野球も中止、順延。
甲子園まで応援に行った日大応援団の皆さんには本当に悔しい天候。



昨日は球場から戻って、Bチームの練習を見学。
帰宅後、娘がどうしてもGペンが欲しい、というので、
しおれた心を振り払うのも兼ねて、
事務キチに連れて行った。
その彼女、ホワイトまで欲しいと言い出す。
今から何に使うんだ?
当然、トーンも欲しがってはいるが、
原稿用紙さえも与えていない。
実家に置きっぱなしになっている20年以上前の用紙をあげてもいいのだけど。

その後にスポーツデポとゼビオへ。
両方とも割り引き券があったので、
それを活用しに行った。
ゼビオの場合は10%offの券だったので、
高額商品を買うならゼビオで、と思っていた。
以前から長男のバットをどうしようかと考えていたのだが、
今シーズンの前半の一区切りが(残念ながら)ついてしまった事もあり、
ちょっと見てみる事にした。
どうせ買うのならカタログなども見ながら慎重にオーダーすべきだったのだが、
長男が、吊るしてあったバットを随分と気に入ってしまい、
結局はそれを買う事にしてしまった。
他にもいいと思われるバットもあったのだが…。
さて、その際。
何本かのバットの試し振りなど、
1時間以上も付き合って下さった店員さんには感謝。
当り前と言えば当り前の姿なのだが、
丁寧に、でも決して出過ぎることなく辛抱強く対応してくれた。
その真摯な姿はとても好感が持てた。

まあ、今日はそのバットのデビューの予定だったのだけど…。



会社のデスクで。
窓の外を見ながら先輩が一言。
「夏、終わっちゃったねぇ。」
もちろん、このヘンな天候の事である。
「そうッスねぇっ!終わっちゃいましたねぇっ!」
とパソコンのキーボードを打ちながら、
本当にこの気候はうんざりだ、とぶっきらぼうに僕が応えた。
すると先輩が慌てて、両手を振って、
「いやっ!そう言うイミじゃないっ!そうじゃないから!」

そう言えば、敗退の報告をしたばかりだった。



帰宅して、
TBSの「最後の赤紙配達人」を家族で視た。
最前線や或いは空襲の話などはよく語られているが、
こうした赤紙配達に纏わる悲劇もあるのだ。
戦争は隅々にまで悲劇を亘らせてしまう。

僕は少年時代、
プラモデルをよく作っていたが、
作っていたのは、
当時、流行っていた田宮模型の1/35ミリタリーミニチュアだったり、
バンダイの1/48だったり。
軍用機も艦船もよく作った。
そうすれば当然のように軍記物も読んだりしたし、
戦争映画もよく観た。
そんな僕に対し、母は特に何を言うわけではなかった。
母が東京大空襲に遭っていたことを少しは知っていたのだが。
そして、僕が育つにつれて、
母は空襲の悲惨さと、
運命に抗う事のできなかった少女の儚さを語るようになった。

こういう番組だったら寝るのが遅くなっても、
子供たちには視せたいと思っていたが、
子供たちも(一応)最後まで視ていた。
どう感じ取ってくれたかは判らないが。

そろそろ、
学生時代に買った今江祥智の「ぼんぼん」四部作を読ませてもいい頃か。  


Posted by zuky at 00:37Comments(2)koukai日誌