2009年09月07日

青春のリグレット


快晴。

6時半に事務所を出て飯田へ。
途中、築北付近は曇っていたが、
復路ではその築北付近も晴れ渡り、
高速道路脇に設置されているデジタル表示の温度計は31℃を示していた。

その復路の築北、麻績インターを過ぎたあたり、
対向車線でトラックが横転していた。
中央分離帯に激しくぶつかったようで、
こちら側の車線にも、
かなり多くの積み荷の破片、残骸が飛び散っていた。
ドライバーに大きな怪我がなければいいけど。


さて、昨日の古牧戦を含む今大会について。
1日目に比べると2日目は多少は意識が上がっていたとは思う。
けれどどことなく、日程を通して、
気迫に欠けた感じを僕は受けていた。

よく“試合への入り方”と言われるし、
このチームも負けた時にはそんな部分が指摘されてはいたが、
今回の場合は、
試合というよりも大会そのものに対する入り方が甘かったように思う。
どことなくモチベーションが上がっていなかった感じがした。
実際に格下相手の1回戦に思ったような攻撃ができず、
2回戦は追い上げられる始末。
3回戦こそ投打に亘って完勝できたように思えるが、
3回戦の守り、アウト12のうち三振が8つと牽制アウトが1つ。
相手の出塁は四球かピッチャーの送球エラー。
バッテリーだけで守っていたようなものか?
打っても打点は4番の2ランと5番のスリーランのみ。
(もっともそこへ繫げた2番の活躍は素晴らしかったけれど)

3回戦までは、誤魔化しが効いて勝ったようなものだったかも知れない。

さすがに4回戦はそうもいかず、
リードされての最終回にやっと目が覚めた感じだった。
(が、時既に遅く…
4回戦だけで言えば、古牧さんの「この試合に勝つ」という意識がもの凄く強かったように思える)


ところが。
敗北後のミーティングで最初に選手たちから出た多くの言葉は、
「笑顔を出せたから良かった」とか「粘れたから良かった」とか「一生懸命にやった」(つもり?)とか、
自画自賛ばかり。
キャプテンからは、
「先頭バッターの重要性」といった分析もあったが。
とにかく、決勝トーナメントに進めなかったのに。
何故、負けたかが解っていない。
ここはさすがにSヘッドがねじを巻いた。

そして。
大会への入り方。
漠然と参加されては困る。
もはや参加することに意義があるチームではない。

「次回大会でどうするの?どうしたいの?」
改めて尋ねた。
それまでどことなくはっきりできなかった選手たちから、
やっと力の籠った返事が返ってきた。
「優勝!」「打って勝つ!」
そういう信念を強く胸に抱いて、
練習に試合に臨んでもらいたい。


ところで。
古牧戦の最後の打者と二人だけで話す機会をつくった。
「最後の球、手を出さなかったのか?出なかったのか?」
返ってきた答えはこうだった。
「手が出なかった。
2ストライクだから手を出さなきゃいけないのは解っていたけど、
内角にズバッと来て、手が出なかった。」
もちろん、本当に生きた球を投げ込まれた時に、
手が全く出ない時はあるだろう。
ど真ん中でさえもそうかも知れない。

けれどそれにしても。
彼は粘って四球を奪うことのできる選手でもあるけれど、
見逃し三振もよくあった。
その克服をどうすべきか。

そして僕自身、この場面に限って、
走者への指示に終始してしまい、
彼に「狙え!」と言う事ができなかった。
2点のビハインドで、
2死満塁、カウント2-3。
打席はガチガチだったと思う。
相手投手も、さぞかし大変だったと思うが、
2点差で勝っていると思えば、
開き直り方も違うだろう。



試合への臨み方、
選手の心の造り方、
花を咲かせる事の難しさ。  


Posted by zuky at 23:47Comments(4)メモ

2009年09月07日

カルチェ杯秋季大会4回戦(ベスト8)


9/6(日)
対 古牧キッズ
場所 落合グランドC面
天候 晴れ
試合開始 11:25
先攻 古牧
後攻 自チーム(先発マウンド サブキャプテン)




3回戦で相手を圧倒的な破壊力で撃破してきた古牧さん。
今年4月の練習試合では2連勝したが、
その後は凄みを相当に増したようだ。
加茂さんなどと並び懇意にさせて頂いているチームではあるが、
強力なライバルチームである。

こちらの先発メンバーは、
今日の1試合目にベンチを温めた5番が、
サードで復帰。
セカンド、センター、レフトはいつもの守備位置に戻る。


―1回表。
警戒していた1番バッターに四球を与えてしまう。
これは1番を警戒させ過ぎたかも知れない。
2番が送りバントで1死2塁。
3番はライト前ヒット(ライトがファンブルしてライトゴロを獲れず)。
迎えた4番の初球、1塁ランナーが2盗。
1死2、3塁のピンチ。
そして2球目、
昨年までの正捕手のキャプテンとマウンド経験豊富なサブキャプテンの投手の間に信じられないミス。
ワイルドピッチというバッテリーエラーで1点を献上。
更に4番にはレフト方向へライナーのヒットを許し、
この回、2点の先制を与えてしまう。
5、6番はピッチャーゴロと三振に抑えたが。
―1回裏。
相手ピッチャーは今日の1試合目(3回戦)、に引き続きエースが連投。
この試合に対する意気込みが見えた。
1番ピッチャーがサードゴロ。
続く2番ショート、3番セカンドが微妙に抜いた球にタイミングが合わず、
ショートフライとサードフライに倒れる。
―2回表。
相手7番。
フルスイングの打球がサード後方、レフト前に上がりレフトが捕れず。
無死1塁から送りバントとサードゴロで2死3塁を背負う。
そして警戒した1番。
しかし、ここはフルカウントから空振り三振に討ち取る。
―2回裏。
4番のキャプテンが四球で出塁。
復帰した、5番でこの試合はサードに入った選手はライトフライに倒れる。
前の試合に大活躍の6番ファースト。
2-2から見逃しの三振。
そして7番レフトの初球、
ファーストランナーが2盗を試みる。
タイミングはアウト。しかしこちらからはタッチが遅く、
足が早く入ったようには見えた。
けれどアウト、チェンジ。
―3回表。
前の回の逸機が左右してしまう事は得てしてある。
先頭の2番、チェンジアップの後の3球目。
甘く入ったストレートを鋭くレフト線に弾く3ベースヒット。
無死3塁のピンチ。
3番はキャッチャーフライに抑えたが、
4番。
鋭くゴロで弾き返された打球はレフト右へのヒット。
当然、レフトは慌てる場面ではない。
3塁ランナーは仕方ない。
が、レフト、これを刺すつもりだったか、
シングルハンドで行って、後ろに逸らすという大バカプレー。
けれど。
フェンス際まで転がっていく打球をカバーのセンターが追い着き、
カットマンのショートへ素早い返球。
バッターランナーは3塁を回る。
カットマンのショート、レフトの定位置辺りからホームへストライクの返球。
タイミングは完全にセーフ。
しかしコールは「アウト」。
センターとショートの高い能力によるビッグプレー。
当然、古牧さんから抗議があったが、
キャッチャーがナイスブロックをしていた。
バッターランナーの足が届いていなかった。
そこを見ていた主審のナイスジャッジだと思う。
毅然とした主審の判定に、
古牧さんは潔く引き下がった。
一息つけたかに思えた2死走者無し。
相手の5番の放った打球はこれまた左中間に大きく飛んでいく。
真っすぐ追ったレフトの頭上を越えたが、
レフトの後ろを回ったセンターが追い着いた。
ギリギリのランニングキャッチ。
2つ連続のナイスセンター!
―3回裏。
7番レフトの左打者。
守備での失敗を打席で取り戻して来い、と送り出す。
2球目、万全のスイングで放った打球はライトへ良い当り。
しかし残念、ライト正面のフライアウト。
続く8番センター、そのセンスに賭けたがショートゴロ、
9番のライトもセカンドゴロに倒れる。
―4回表。
6、7、8番をショートゴロ2つとサードフライに。
なんでもない当りではあるが、
ショートのプレーがいい。
―そして4回裏。
時間的に最終回、ここで追い着かなければ敗戦。
先頭の1番、是が非でも出たかった。
が、ちょっと擦ってしまった。レフトフライ。
しかし2番。
ショートへの内野安打。
しかもショートの悪送球も誘い、
1ヒット1エラーで2塁へ。
ここで3番、打てるか?
が、三振…。
これはワンバウンドの悪送球、
バッターは振り逃げを狙うがアウト。
しかしランナーは3進。
2死3塁。
万事休すなのか?
打席に立つのは4番。
カウント1-2から。
見事、ショート右を抜くセンター前ヒット。
1点を返す。
続く5番。
センター前にライナーで弾き返し、
2死1、2塁。
6番の初球、ダブルスティール。
2死2、3塁。
その6番は四球を奪い、2死満塁。
打席に向かうは、
この大会で攻守に亘りピリッとできなかったレフト。
それでも前の打席は自信を持っていい当りだった。
ヒーローになれるのか?
フルカウントまでいった。
投球と同時にランナースタート。
ピッチャーの投じた渾身のストレートが内角に。
7番、手が出ず。
見逃し三振。

ゲームセット。

3-1。
惜敗。


感じた事、
試合後のミーティングでの事、
これはまた明日に記述する。  


Posted by zuky at 00:41Comments(2)少年野球

2009年09月07日

カルチェ秋季大会3回戦

9/6(日)
対 西尾張部育成会少年野球部
場所 落合グランドA面
天候 晴れ
試合開始 8:55
先攻 西尾張部
後攻 自チーム(先発マウンド キャプテン)




正捕手が昨日、背中を痛めた為、
今日は普段はファーストの選手がキャッチャーに。
正捕手はベンチスタート。

―1回表。
先頭打者を三振に。
しかし2番に四球を与え、
しかも牽制悪送球で2塁に進まれてしまう。
3番はピッチャーゴロ、この間にランナー3進。
そして4番にまたも四球を与え、
更に盗塁を許し、
1死2、3塁。
嫌なムードも漂ったが、
エースの球は走っていた。
5、6番から連続三振を奪いチェンジ。
―1回裏。
1番サードのサブキャプテンがピッチャーゴロに倒れた後、
2番ショート、サード方向へのセフティバントが成功。
彼ならではの安打。
3番、普段のセカンドからファーストに入った選手、初球。
1、2塁間を抜くがライトゴロ。
この間にランナーはセカンドへ。
そして前日2本の2ベースの4番のキャプテン。
1球空振りの後の高目の球を強引にレフト線に運ぶ。
レフト、懸命に追うが打球はフェンスまで。
セカンドランナーは元より、
バッターランナーも3塁を回ってホームイン。
2ランで2点先制。
この後に、このゲームはキャッチャーを任され、
6番から5番に上がった選手が、
2-1と追い込まれて、若干、泳がされながらも三遊間を破り出塁。
しかし7番から6番に上がり、
センターを任された選手はサードゴロ。
―2回表。
2者を簡単に三振で獲った後、
8番に四球を与える。
3人で切れば良いペースがちょっと嫌な展開。
しかもこの後に外角低目のボール球をキャッチャーが取れず、
ランナーは2進。
が、ここから。
ショートのベースへの入り方、
ピッチャーの牽制、
そそてショートの素早いタッチ。
見事なピックオフプレーで2塁走者を刺してチェンジ。
―2回裏。
7番に上がったいつもはセンターのセカンドがセンターフライ。
8番、練習では好い当りが出てきているライトで先発の左バッター。
ピッチャーゴロ。
9番、レフトに入った俊足選手。ショートゴロ、懸命に走ったがアウト。
―3回表。
2者を連続三振に切るが、
続く2番、ボテボテのゴロ。
ピッチャーが処理、しかし、これをファーストに悪送球。
ボールデッドでバッターランナーは2塁へ。
しかもこの後にワイルドピッチで3進を許すが、
3番をショートゴロに討ち取ってチェンジ。
―3回裏。
1死後、2番がショート右を抜くセンター前ヒットで出塁。
このゲームは2打数2安打。8月以降の打率が急上昇。
3番の初球に盗塁成功。
3番は四球を選び、ここで前打席でホームランの4番。
しかもこの場面の初球に絶妙のダブルスティール。
1死2、3塁の絶好のチャンス。
が、4番が外角高目を見逃しの三振で2死。
チャンスが潰えそうな場面。
しかしこの大会で当りが出てきた選手。
2-2からのシャープなスイング。
打球はセンター頭上を抜けた。
まず2者生還。
そしてバッターランナーも俊足を飛ばして生還。
3ランホームラン。
夏場まで悩み多かった選手が、この大会で目覚め始めた。
後続はランナーが出たものの、得点には結びつかず。
―4回表。
相手の攻撃を三振2つを含んだ三者凡退に抑えた。

時間切れ、ゲームセット。


0-5
完勝に近い。
ピッチャーは四球、暴投、悪送球などで若干のピンチがあったものの、
外野には1本も飛ばされなかった。
打線も5年の正一塁手に当りが出た。  


Posted by zuky at 00:40Comments(0)少年野球

2009年09月07日

カルチェ秋季大会2回戦


9/5(土)
対 会エース
場所 落合グランドC面
天候 晴れ
試合開始 14:00
先攻 会
後攻 自チーム(先発マウンド キャプテン)



―1回表。
先頭バッター初球攻撃、しかしファーストゴロ。
2番は3球三振に討ち取るが、
3番にライトへのヒットを打たれる。
しかし4番をサードゴロに討ち取りチェンジ。
―1回裏。
先頭、サードに入ったサブキャプテンが四球で出塁し、
2番ショートの2球目に盗塁。
更にパスボールで3進。
その2番はショートへのゴロ、
しかし相手ショートが悪送球となりボールデッドで1点先制。
バッターランナーは2塁へ。
3番が四球、無死1、2塁。
4番、キャプテン。叩いた打球はサードやや右へ。
サード捕球後、3塁フォースアウトを狙って3塁へダッシュ。
しかし、第2リードからの打球に対する反応の良かった2塁ランナーの足が早く着き、
フィルダースチョイスとなって無死満塁。
5番キャッチャー、5年のパワーヒッター。
0-2から引っかけサードゴロ。
ここは本塁封殺、1死。
が、尚も満塁。
6番ファースト、四球を選び押し出しで2点目。
そして7番レフトの初球の時にワイルドピッチ。
3塁ランナー生還で3点目。
僅かな隙を見逃さなかったキャプテンはさすが。
ただし、この時、1、2塁ランナーが進塁していなかったのは…。
7番は2球目を引っかけてピッチャーゴロ。
ピッチャーはサードへ、2塁ランナー封殺で2死。
8番センターは四球で再び満塁とするが、
9番ライトに先発の俊足選手、ショートゴロ、残念ながらアウト。
―2回表。
会の5番、力強いバッティングで三遊間を鋭く破るレフト前ヒット。
6番には四球を与え、
7番の2球目、ワイルドピッチでランナーはそれぞれ進塁。
この7番、2-1からの打球はサードに。
サード、ランナーを牽制して動きを封じてから1塁に素早い送球で1死。
これは彼のセンスと運動能力ならでは。
8番には2-1と追い込んだが、ショート左へのゴロ。
ショート、深いところを掴むがサードランナーを牽制する間に、
内野安打となる。
9番は空振り三振、これで2死。
そして1番に帰る。
初球、ワイルドピッチ。1点を返される。
更にこの1番の放った打球はショート左を鋭く抜けた。
これをセンターがキャッチ。
2死後の2塁ランナーは「打ったらGO!」
3塁を回った。
センターからカットマンのセカンドへ、セカンドからホームへ。
タッチアウト。
練習通りの見事なカットプレー。
あわや同点を防いだ。
が、ここでアクシデント。
正捕手の5年が背中を痛めた。
―2回裏。
こちらも1番に帰る。
1番、彼らしい鋭い打球がレフト頭上へ飛ぶ。
3塁打。
2番、3球目。
バックホームに備えての前進守備のセカンド右を鋭く破るタイムリーヒット、
突き放した。
3番はキャッチャーファールフライ。
そして前の試合で豪快な長打を飛ばしている4番。
初球、ここも豪快に振り抜いてレフトオーバー。
当りが良すぎてエンタイトル2ベース。
この後、6番の四球もあったが、
5番、怪我のキャッチャーへの代打はファーストゴロ、7番が三振で追加点ならず。
―3回表。
スクランブル。
正捕手に代わって、
キャプテンがマウンドからキャッチャーに。
前の試合で52球完投のサブキャプテンがサードからマウンドに。
サードにはライトから。
先頭打者の2番はピッチャーゴロに。
3番、代わった選手にどうして球は飛ぶ?
サードゴロ、これを捌いたが悪送球。
そして4番。
2球目、ライナー性の打球、左中間を割られた。
2ベースとなり、ランナー生還。
1点返された。
が、ピッチャー、ここから踏ん張り、
5、6番を三振とセカンドゴロに討ち取る。
―3回裏。
突き放されたくない会はエースを投入。
8番、カウント1-3からのサードゴロ、
これをサードが悪送球。
9番はピッチャーゴロ。
1塁ランナーはスタートが良く、
ピッチャーはファーストでアウトを取る。
そして。
1番に戻ったところで。

時間切れ、ゲームセット。

3-4、辛勝。
会さん、獲られたら獲り返す姿勢は素晴らしかった。

対して自チーム。
気迫が足りない。
何か足りない。
たまたま勝ったようなものだったかも知れない。  


Posted by zuky at 00:39Comments(0)少年野球