2009年06月15日
カルチェダークホース杯決勝
今大会、ウチは何れの試合も先攻。
先制点を入れてそのままの勢いで加点していくか、
守りきるかして勝ち上がってきた。
実は今年のAチーム、裏の攻撃で逆転勝ちの多かった昨年と違い、
勝ち試合は全部、このパターン。
後攻での勝率はあまり良くなく、
しかも相手に先制を許すと、たとえ先攻でも、
そのままズルズル負けてしまってばかりいた。

迎えた今大会の決勝戦、相手は中野市のジュニアジャイアンツ。
大柄なのにシュアな打撃の上位打線を擁し、守備も安定。
ここまで圧勝して勝ち上がってきている。
容易には勝てそうに無いチーム。
そしてこの試合は、キャプテン同士のジャンケンで、
相手に先攻を取られた。
初回。
相手の先頭打者にいきなりセンターオーバーの2塁打を打たれる。
が、この後、ジュニアさんが拙攻。
2番打者の送りバントに何故か2塁走者が反応せず、
そのまま1死で走者は2塁のまま。
3番打者をサードゴロ(2塁走者は送球の間に三進)に打ち取って2死。
何とかしたかに思えた。
が。
続く4番打者にセンター前に運ばれた。
この時、中堅手が懸命にダッシュしてダイビングキャッチを試みる。
結果としてはあと数センチで捕れなかった。
痛恨の先制点を先攻の相手に許してしまう…。
けれど、なんとかしたい、という中堅手のプレイには、
「ナイスファイトォ!」と掛け声が飛び交った。
その裏の攻撃。
こちらの1番打者がカウント1ボールから狙い良く、
セフティバントを転がすが、
相手捕手が落ち着いて捌き、アウト。
厳しい展開。
続く2番打者がストレートの四球を選び、
盗塁を決めて1死2塁。
ここで3番が3塁線にバントを転がす。
最低でも送りバント、場合によっては本塁へ、という場面。
さすがジュニアさん。
先ず1塁で打者走者をアウトにした後、
大きくオーバーランをしていた走者を見て、
すかさず3塁へ送球、挟殺プレーとなりタッチアウトでチェンジ。
選手たちはそれほどガックリきた感じではなかったが、
得てして、こうした失点直後の逸機は微妙にリズムを狂わす。
2回表も先頭打者にセンター前ヒットで出塁を許す。
そして続く7番打者の当たりは一二塁間にボテボテのゴロ。
牽制に備えてベースから大きく離れられなかった一塁手が突っ込んで捕球したが、
ベースカバーの二塁手と呼吸が合わず、
危うく大悪送球になるところ。
打者を生かしてしまう。
この辺りから明らかに先発のキャプテンのペースが、
いつものテンポとは違ってきていた。
野手もどことなく浮足立ち始めている。
そして8番打者のなんでもない送りバントを捕ったピカイチのセンスの三塁手が…。
三塁へフィルダースチョイス。
明らかにおかしい。
すかさず監督がタイムを取り、内野を集めて一喝。
「落ちつけよッ!」
これが効いた。
我に帰ったか、マウンドに再び立ったキャプテンが、
続く9番打者を粘られながらも三振、
好打者の1番をセンターフライ、
2番打者を三振に打ち取り、
無死満塁の絶体絶命のピンチを無失点で切り抜ける。
苦しみながらもピンチを脱した後にはチャンスが訪れる。
先頭の4番のキャプテンが起死回生のセンターオーバーツーベースヒット。
続く5番がレフト前ヒットで無死1、3塁。
更に1塁に出た走者が盗塁を決め、無死2、3塁。
絶好の逆転のチャンス。
ここで6番打者の打順。
3塁走者がホームに走る、スクイズ!
打者は…。
ワンバウンドの投球に対してバントの構えからバットを引いてしまう。
(前回の記事、準決勝のシーンで“スクイズ失敗”としたのは誤り、
この時と勘違い)
本塁直前で走者が挟まれ、アウト。
悔しがるキャプテン…。
2塁走者がこの間に三進したものの、苦しい。
しかし。
この後に、奮起した6番打者がカウント1-2からライト前に運び、
同点に追い着いた!
この2回表裏の攻防から、イケる、という雰囲気が出てきた。
3回表、1死から相手の4番打者がセンター前に。
続く5番打者の当たり。
右翼に痛烈なライナー。
この時、右翼に入っていたのは守備力に不安のある選手だった。
誰もが息を呑んだ瞬間、右翼手がシングルハンドでキャッチ!
後続も抑え、ベンチに帰って来た右翼手はヒーロー扱い。
けれど、その裏。
こちらも2安打でチャンスを作るが、
2三振と牽制死で逸機。
こうなると、何一つが許されない試合展開。
4回表裏の攻防。
相手の7番打者がいきなりライト前へ。
しかし、この回から代わった選手がしっかり捕球して、
1塁へ懸命の送球、アウト!ライトゴロで1死を奪う。
この守備も大きかったと思う。
後続も断って、その裏の攻撃。
先頭の4番が四球を選ぶ。
続く5番は三振に倒れるも7球粘った。
6番も6球粘った後に四球を奪う。
7番もフルカウントまで粘って四球。
そして、8番打者。
ジュニアさんにとっては痛恨のストレートの四球。
押し出しで1点勝ち越し。
5回表。
準々決勝で40球を越える投球、
この決勝でもすでに60球を越える投球のキャプテン。
球威は衰えていた。
先頭の1番打者が初球を痛烈に左翼に弾き返す。
この打球に対して、
準決勝で2エラーの左翼手が飛びつく。
地面すれすれところを好捕!
2番打者、これも初球攻撃。
当たりはボテボテの3塁前ゴロ。
タイミングはギリギリ、内野安打か!?
これを三塁手が右手素手で球を掴み、そのまま送球。アウト!
ナイスプレー!
盛り上がった直後、3番打者がやはり初球をヒッティング、
センター前に。
疲れの見える投手には厳しい展開。
そして迎えた手強い4番打者。
強烈に弾き返された2球目がセンター方向に飛ぶ。
中堅手、飛び込んでナイスキャッチ!
盛り上がるこっちのベンチ。
5回裏。
四球で1人の走者を出すも、
5番打者がピッチャーゴロに倒れてスリーアウト。
まだまだ苦しい。
守りに就こうとした。
その直後。
主審が右手を挙げた。
時間切れ、ゲームセット!
祝!優勝!
しかも苦手だった後攻、
先制されながら逆転。
今季ここまで、もがきながら苦しみながら、
自信を持って良い1回目の優勝。
やれるだけの事をやってきて、
後は自分を信じて、
心を緩めず、
決して諦めず。
これから先、きっともっと厳しい試合も待っていると思う。
でも、自分自身を見失うな!
GO!HONGO,GO!

そうそう。
この日はBチームが初めての練習試合。
相手は強豪の西寺尾さん。
2試合こなして、2連敗。
けれど、彼らの大半がこの1年以内に入部したメンバー。
最上級の4年生が3人だけのチビッ子軍団。
2連敗したものの、2試合で15点を奪ったらしい。
先行き有望な選手が多いだけに、
この先がとても楽しみ!
練習試合を終えた後に応援に駆けつけてくれたBの選手と、
スタッフに感謝。
そして末筆ではありますが。
忙しい中、来てくれたゆたかさん。
有難うございました。
バットスタンドも直して戴きました。
感謝、感謝m(_ _)m

ゆたかさんに直してもらったスタンド
←
先制点を入れてそのままの勢いで加点していくか、
守りきるかして勝ち上がってきた。
実は今年のAチーム、裏の攻撃で逆転勝ちの多かった昨年と違い、
勝ち試合は全部、このパターン。
後攻での勝率はあまり良くなく、
しかも相手に先制を許すと、たとえ先攻でも、
そのままズルズル負けてしまってばかりいた。

迎えた今大会の決勝戦、相手は中野市のジュニアジャイアンツ。
大柄なのにシュアな打撃の上位打線を擁し、守備も安定。
ここまで圧勝して勝ち上がってきている。
容易には勝てそうに無いチーム。
そしてこの試合は、キャプテン同士のジャンケンで、
相手に先攻を取られた。
初回。
相手の先頭打者にいきなりセンターオーバーの2塁打を打たれる。
が、この後、ジュニアさんが拙攻。
2番打者の送りバントに何故か2塁走者が反応せず、
そのまま1死で走者は2塁のまま。
3番打者をサードゴロ(2塁走者は送球の間に三進)に打ち取って2死。
何とかしたかに思えた。
が。
続く4番打者にセンター前に運ばれた。
この時、中堅手が懸命にダッシュしてダイビングキャッチを試みる。
結果としてはあと数センチで捕れなかった。
痛恨の先制点を先攻の相手に許してしまう…。
けれど、なんとかしたい、という中堅手のプレイには、
「ナイスファイトォ!」と掛け声が飛び交った。
その裏の攻撃。
こちらの1番打者がカウント1ボールから狙い良く、
セフティバントを転がすが、
相手捕手が落ち着いて捌き、アウト。
厳しい展開。
続く2番打者がストレートの四球を選び、
盗塁を決めて1死2塁。
ここで3番が3塁線にバントを転がす。
最低でも送りバント、場合によっては本塁へ、という場面。
さすがジュニアさん。
先ず1塁で打者走者をアウトにした後、
大きくオーバーランをしていた走者を見て、
すかさず3塁へ送球、挟殺プレーとなりタッチアウトでチェンジ。
選手たちはそれほどガックリきた感じではなかったが、
得てして、こうした失点直後の逸機は微妙にリズムを狂わす。
2回表も先頭打者にセンター前ヒットで出塁を許す。
そして続く7番打者の当たりは一二塁間にボテボテのゴロ。
牽制に備えてベースから大きく離れられなかった一塁手が突っ込んで捕球したが、
ベースカバーの二塁手と呼吸が合わず、
危うく大悪送球になるところ。
打者を生かしてしまう。
この辺りから明らかに先発のキャプテンのペースが、
いつものテンポとは違ってきていた。
野手もどことなく浮足立ち始めている。
そして8番打者のなんでもない送りバントを捕ったピカイチのセンスの三塁手が…。
三塁へフィルダースチョイス。
明らかにおかしい。
すかさず監督がタイムを取り、内野を集めて一喝。
「落ちつけよッ!」
これが効いた。
我に帰ったか、マウンドに再び立ったキャプテンが、
続く9番打者を粘られながらも三振、
好打者の1番をセンターフライ、
2番打者を三振に打ち取り、
無死満塁の絶体絶命のピンチを無失点で切り抜ける。
苦しみながらもピンチを脱した後にはチャンスが訪れる。
先頭の4番のキャプテンが起死回生のセンターオーバーツーベースヒット。
続く5番がレフト前ヒットで無死1、3塁。
更に1塁に出た走者が盗塁を決め、無死2、3塁。
絶好の逆転のチャンス。
ここで6番打者の打順。
3塁走者がホームに走る、スクイズ!
打者は…。
ワンバウンドの投球に対してバントの構えからバットを引いてしまう。
(前回の記事、準決勝のシーンで“スクイズ失敗”としたのは誤り、
この時と勘違い)
本塁直前で走者が挟まれ、アウト。
悔しがるキャプテン…。
2塁走者がこの間に三進したものの、苦しい。
しかし。
この後に、奮起した6番打者がカウント1-2からライト前に運び、
同点に追い着いた!
この2回表裏の攻防から、イケる、という雰囲気が出てきた。
3回表、1死から相手の4番打者がセンター前に。
続く5番打者の当たり。
右翼に痛烈なライナー。
この時、右翼に入っていたのは守備力に不安のある選手だった。
誰もが息を呑んだ瞬間、右翼手がシングルハンドでキャッチ!
後続も抑え、ベンチに帰って来た右翼手はヒーロー扱い。
けれど、その裏。
こちらも2安打でチャンスを作るが、
2三振と牽制死で逸機。
こうなると、何一つが許されない試合展開。
4回表裏の攻防。
相手の7番打者がいきなりライト前へ。
しかし、この回から代わった選手がしっかり捕球して、
1塁へ懸命の送球、アウト!ライトゴロで1死を奪う。
この守備も大きかったと思う。
後続も断って、その裏の攻撃。
先頭の4番が四球を選ぶ。
続く5番は三振に倒れるも7球粘った。
6番も6球粘った後に四球を奪う。
7番もフルカウントまで粘って四球。
そして、8番打者。
ジュニアさんにとっては痛恨のストレートの四球。
押し出しで1点勝ち越し。
5回表。
準々決勝で40球を越える投球、
この決勝でもすでに60球を越える投球のキャプテン。
球威は衰えていた。
先頭の1番打者が初球を痛烈に左翼に弾き返す。
この打球に対して、
準決勝で2エラーの左翼手が飛びつく。
地面すれすれところを好捕!
2番打者、これも初球攻撃。
当たりはボテボテの3塁前ゴロ。
タイミングはギリギリ、内野安打か!?
これを三塁手が右手素手で球を掴み、そのまま送球。アウト!
ナイスプレー!
盛り上がった直後、3番打者がやはり初球をヒッティング、
センター前に。
疲れの見える投手には厳しい展開。
そして迎えた手強い4番打者。
強烈に弾き返された2球目がセンター方向に飛ぶ。
中堅手、飛び込んでナイスキャッチ!
盛り上がるこっちのベンチ。
5回裏。
四球で1人の走者を出すも、
5番打者がピッチャーゴロに倒れてスリーアウト。
まだまだ苦しい。
守りに就こうとした。
その直後。
主審が右手を挙げた。
時間切れ、ゲームセット!
祝!優勝!
しかも苦手だった後攻、
先制されながら逆転。
今季ここまで、もがきながら苦しみながら、
自信を持って良い1回目の優勝。
やれるだけの事をやってきて、
後は自分を信じて、
心を緩めず、
決して諦めず。
これから先、きっともっと厳しい試合も待っていると思う。
でも、自分自身を見失うな!
GO!HONGO,GO!

そうそう。
この日はBチームが初めての練習試合。
相手は強豪の西寺尾さん。
2試合こなして、2連敗。
けれど、彼らの大半がこの1年以内に入部したメンバー。
最上級の4年生が3人だけのチビッ子軍団。
2連敗したものの、2試合で15点を奪ったらしい。
先行き有望な選手が多いだけに、
この先がとても楽しみ!
練習試合を終えた後に応援に駆けつけてくれたBの選手と、
スタッフに感謝。
そして末筆ではありますが。
忙しい中、来てくれたゆたかさん。
有難うございました。
バットスタンドも直して戴きました。
感謝、感謝m(_ _)m

ゆたかさんに直してもらったスタンド
←
2009年06月15日
カルチェダークホース杯2日目

試合に入る前の雰囲気が明らかに今までと違っていたと思う。
今まではベスト8以上になると、
「優勝するぞ!」という掛声とは裏腹に、
どこか力の入りきらない、
あるいは逆に変に力の入ってしまっている事ばかりだった。
この日は強敵の坂城さんを前に、
漲るものがあった。
もっとも当然、今回の場合、
より一層に選手達の気持ちをのせた監督の巧さもあるし、
合宿で「何故、2日目に勝てないのか?」と自問自答したのも良かったかも知れない。
準々決勝、対坂城ガッツ戦。
やはり相手は鍛えられている良いチームだった。
練習量の豊富さが、シートノックからも窺えられる相手だった。
でも。
「相手なんてどうでもいいジャン、なるようにしかなんないんだから、
自分がやれるだけの事をしようよ!」
という試合前の監督の檄が選手達を奮い立たせた。
こちらは1回から3回まで毎回、ランナーを出すものの無得点。
しかしこの間、相手投手に60球以上を投げさせている。
対してこちらも1、2回は相手に出塁を許す(特に2回裏は無死から安打を浴びた)が、
絶妙の牽制などで後続を断ち、3回裏に至っては三者凡退に退ける。
4回表。
2死後、8番打者が三塁手の悪送球で生き、そして、すかさず盗塁。
続く9番打者がカウント2-2から遊撃手へ叩きつけたヒッティング。
これを弾いてセンターへボールが転々とする間に一人生還。
打者走者は2塁へ。更にワイルドピッチなどで追加点。
この回に2点を先行。
その裏。
トップバッターのセフティバントを3塁を守るサブキャプテンが好ダッシュと好送球で捌く。
次打者にはサード後方にポテンヒットを許すが、
3番打者を三振、4番打者をショートゴロに切ったところで時間切れ、ゲームセット。
結果、2-0で勝利。ベスト4進出。
準決勝、対中御所。
ここも警戒していた好チーム。
しかし何故かこの試合。
お互いの左翼が仲良く2つづつのエラーを記録してしまう。
点に結びついてしまった方と結びつかさなかった方と。
1回表は仲良く三者凡退。
2回表、こちらの4番打者が放った三遊間を抜けるヒット。
これを相手左翼手が弾いてしまうワンヒットワンエラーで、打者走者は2塁へ。
三進した後に6番打者がスクイズを決めて1点先制。
ところがその裏。
無死からやはり相手4番打者の放った何でもないフライ。
左翼手が追いついていながら落球。
(後で聞いたら、落下点に入ったつもりだったのに風で球が思ったより流れて、
手が伸びきってしまった、と)
この後に5番打者がスリーバント失敗で1死。
しかし続く打者に四球を許し、1死1、2塁。
7番打者がカウント2-2から打ち上げた球はまたも左翼への平凡なフライ。
左翼手は完全に落下点に入った。
彼の実力なら今度は捕るだろうと誰もが思った瞬間、ポロリ。
(後で聞いたら、さっき落として、すごく緊張してしまって…と)
しかしこの直後、ハーフウエイから2塁に戻っていた走者に対し、
周りの指示も飛び、
彼はすかさず3塁へ好送球して先ず2塁走者がフォースアウト。
3塁から2塁へボールが転送され、
進み切れなかった1塁走者もアウト。
なんとも奇妙なダブルプレーの完成。
1イニングで外野に2つのエラーが出ながら1点も許さず。
そして迎えた3回表。
先頭の8番打者が遊撃内野安打で出塁。
ワイルドピッチなどで三進。
1死後、1番打者のスクイズで追加点。
2死後、2番打者が四球で生き、
3番打者の時、遊撃手がフライを落球。
更に4番打者、レフトフライを上げるが…。
これまた落球。
これでまた1人生還。
この試合、確かにレフト方向へ強い風が吹いていたので、
お互いの左方向の選手はフライが上がると守り辛かったかも知れない。
そして5番打者。完璧な当たりがセンターの頭上を襲う。
ボールが転がって行くうちに、
1塁走者、打者走者は懸命に走ってホームを駆け抜けたが…。
結局はエンタイトル2ベースで走者が戻される。
この後、
さっき2つのエラーをした7番の左翼手。
「取り返して来い!気合入れて来い!」
の声に応え、一球毎に気合が入って、
2-2から迎えた5球目をライナーでセンターへ弾き返す。
汚名を返上する一撃だった。
これで更に1点追加。
4回にも1番打者のセンター方向へゴロで抜けて行く2塁打の後に、
2ランスクイズを決めて追加点。
守っては3回、4回と走者を出すものの投手が踏ん張り、
結局は相手に3塁を踏ませないまま、
時間切れでゲームセット。
結果、6-0で勝利。
ついに決勝進出である!
勝てば優勝!
今シーズンの最高成績2位以上は確定したが、
2位で満足する事などさらさら無い。
その運命の一戦は。
次回に続く。