2010年06月23日

道程


曇り後晴れ。

湿り気を含んだ空気に抱きつかれて、蒸し暑かった。


今朝は上田の、あるスーパーの陳列応援があって、
新人君を伴って現地に直行した。
8時集合ということだったのだけど、
余裕があり過ぎるくらいに早くに出てしまったせいで、
上田市内に入ったのが7時15分くらいだったか。
そこでふと、上田の市場に寄ろうと思いついた。
考えてみたら、新人君にはまだ朝の市場に連れて行っていなかった。
これまでは店頭を廻ることに重点を置いていたので、
朝の市場に立たせる機会を逸していたのだった。
でも今日はちょうどいい機会。
新人君と簡単に場内を回って、雰囲気だけでも掴んでもらった。

思えば。
僕がこの業界に就いて、初めて担当したのが上田市場。
僕を育ててくれた市場と言って過言ではない(ん?育ったか…?)し、
沢山の汗や笑いや、そんな想いの詰まった市場だ。
その久しぶりに訪れた市場は周囲も中身も随分と変わってしまっていた。
2つの取引先のうちの1つはすでに問屋としての機能はなく、
物流センターといった類になってしまっている。
もう1つの取引先は以前と変わらぬ業務の姿ではあったが、
昔ほどの賑わいがあるというほどでもなく。
そんな中で。
ある商店主が「やあ、久しぶりだなぁ!」と声を掛けてくれたのがとても嬉しかった。


スーパーの陳列応援を終えて、今度は須坂の店へ。
途中、新人君を上田市秋和にある、別のスーパーに連れて行った。
その特徴的な佇まいは、このチェーンの象徴的な存在であり、
他のスーパーとは完全に一線を画している。
新人君の第一声。
「なんか、市場みたいな建物ですねぇ。うわぁっ!いいなぁ、この雰囲気。昭和の香りがする!」
昭和の香り、ときたか。
東信地区にはTという国内でも屈指のスーパーがあるかと思えば、
この、人情味溢れる雰囲気の漂うスーパーもある。
けれど現在、上田はスーパーの激戦区。
強烈なエブリデイ・ロープライスを掲げた県外からのスーパーの出店も相次いでいる。


さて、上田を出て須坂に行くには。
当然、菅平越えっ!
で、心地好ぉく走ろうと思った曲がりくねる山道。
途中までは大型トラックに阻まれてノロノロと走るしかなかった。
けれど、追い越し車線以降はペースアップ。
一挙に先頭に出ようと思った。
が、前を行くマーチがやたらと速かった。
こっちは隣に新人君を乗せてもいるし、プロボックスだし、
あまりムリも何だと思ってオトナシク後ろについて走っていくことにしたのだけど。
驚いたことにそのマーチ。
殆ど全てのコーナーで、ブレーキランプの点かぬままに駆け抜けていく。
おそらくマニュアルトランスミッションの上に足回りも強化してあるんだろう。
そこから暫くはいいペースで走っていたものの、
だいぶ上ったところで再び大型トラックに前が詰まってしまった。
ここで僕は菅平高原のド真ん中手前でショートカットコースを選択して、
須坂へ下りる道に。
目論見通り、大型トラックの前に出ることができて、
ここから先、やっと好き勝手に走れるかなぁ、と思ったが。
またまた前にトラックが現れて…。


んなこんなの道のり。

須坂のお店の担当者から「3時頃に来てくれ」と言われていたが。
その店に着いたのが、3時00分キッカリ!
もしもラリーだったら満点なんじゃね?


ところで。
今日は義母の誕生日ということで、
帰宅後、義母の家へ行って夕飯を共にしたのだけど。

次男坊はこんなことやっていて、
独り悦にいっていた。
道程



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この記事へのコメント
やおふくは特徴ありますよね・・・
ああいう感じは嫌いじゃないなぁ。

菅平のあの道は、やはり結構有名なんでしょうか?
私も良く使います。
それこそそのマーチのように走って(笑)
Posted by まつおか at 2010年06月23日 13:07
まつおかさん:
やおふくさんの素敵なお話のひとつを。
今から10数年前の話ですが。
当時、客数が伸び悩む中、
万引きにも悩まされていて、
本社で対策を練ったものの、
なかなかいい案が浮かばず。
副社長の許に向かったところ、
こう一笑されたそうです。
「枯れ木も山の賑わいだぁ!」
弱点でもあり、愛すべき点でもあるのですが。

菅平を経由して東北信を抜けるには、
保科ルートもありますよネ!
テクニカルなあのコース、
あれもなかなかですよネ!
Posted by zuky at 2010年06月23日 21:42
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