2009年11月25日

相見積り


朝のうち曇り。
公園は昨夜からの雨で水浸し。

それにしても、日の出が遅くなった。
今朝は厚い雲に覆われていたせいもあるけれど、
6時半を過ぎてもまだ薄暗かった。
そして冬至が来て、
それを過ぎても冬のさ中。
でも、また陽は上る。


今日も今日とて伊那、飯田。
そういえば、昨日、“タカノフーズのSさん”などと記したら、
彼の運転する車を川中島付近で見かけた。
何たる偶然。


メーカーの営業ともなれば、あるいは問屋さんの営業ともなれば、
スーパーAに対してもスーパーBに対しても、
取り引きがある以上は、
その取引先がたとえどんなに敵対しているスーパー同士であったとしても、
営業はどちらにも誠心誠意に対応するのが基本だと思う。
どちらにも役に立つよう心掛けたい。
いや事実は、自社にとって将来的にどちらに力を入れたら良いか、だとか、
いろいろと判断をすれば、力の入れ具合が多少は違う場合もあるかも知れないけれど。
もちろん「ウチはこちらさんとしか取引しません」という会社も当然あるだろう。
しかし、ナショナルブランドになればなるほど、そういうわけにはいかない。
それは八方美人というわけではないし、二股をかけているわけでもない。
総合的に見て必要不可欠だから仕方ないのだ。
ただ、営業の行動はどことなく“八方美人的”にならざるを得ないし、
“二股だ”と言われれば言われざるを得ない場合もある。

例えば昨夜、携帯が鳴った。
A問屋さんからだった。
「Xスーパーさんにおたくのa商品を例年通り紹介したら、
B問屋からも見積りが出ていた。B問屋にa商品の特別条件を出したのか?」
という少し腹立たし紛れの問い合わせだった。
確かにB問屋から条件提示の依頼があった。
a商品に関してはもともとA問屋さんにだけ条件が出ていたのだが。
けれど常識を逸脱しない範囲内の条件であれば、
B問屋さんにも出しては行けないという道理はない。
というよりも「売り込みたいから」と言われれば、
むしろ条件を出さない方がおかしい。
だからA問屋と同一の、極めて常識的な条件を提示した。

そうしたところ、Xスーパーさんに、
2つの問屋さんからウチのa商品の見積りが出される、
という事になってしまったのだ。
これを「相見積り」という。
業界では略して“アイミツ”。

最終的にa商品がどちらから発注されてくるかは分らない。
それはXスーパーさんが決める事だ。
こうなってしまうことは予測はできた。
こうなる以前に、
僕はB問屋さんからの要求を断るという手もあった。
でも僕にとってはどちらも大事なお得意先様であったのだ。

A問屋さんからの電話に僕は、
「確かに出した、常識範囲内で」と返答した。
普通ならスッとぼけてもいい場面である。
「え?B問屋が赤字覚悟で勝手にやってるんじゃないの?」って。

つくづく、自分はバカである。

この文面から見たら、
きっと僕はどちらかと言えばB問屋に加担しているように見えるかも知れない。
でも、決してそういうわけではない。
この場合は公平に動いただけだ。
だから両方に“極めて常識的な”条件を提示しただけの事。

え?
将来的にどちらが大事かって?
さすがにそこまでは公開できないサ!



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Posted by zuky at 22:26│Comments(0)koukai日誌
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