快晴。
霜付く車を起こして、7時半に自宅を出た。
浜津ヶ池体育館へ。
今日は雪掻きの召集が掛かっていたとのことで、多くの方がいた。
やっぱり、最初のうちはちょっと入り辛かったけど。
そうした中で、何人かの方々がすんなりと迎え入れてくれて、
ああ、ここならやっていけそうだなぁ、と感じた次第。
但し、それは僕の事。
肝心なバカ息子はどうだろう?
気が付くと体育館の中に入って行っていて、トレーニングに加わっていた。
まあ、内弁慶な上に自分に限界を作っちゃうヤツだから、
ウマくやっているかどうかちょっと心配だったが。
ここは小学生の集まりではないのだし。
そうは言っても、どんな事をしているのか気になる。
なのに、体育館内に入っている大人がいない。
恐る恐る監督さんに、
「見ていいですか?」
と訊いたら、
快活で気さくな笑顔で「どうぞ!どうぞ!」と返ってきた。
そこで監督さんが選手に言っていたのは、
「このトレーニングで100%以上出来ない(ような気持ちの)人間が、実戦で100%のスイングはできない」
とか、
「声が出ていないのは、どこか自信無さ気だ」
とか。
んで、バカ息子。
あ~、100%出てないなぁ。
あ~、声出てないなぁ。
下半身系のトレーニングの後はバッティング練習。
あはは、案の定、バカ息子はバッティングマシーンに空振りコイテるよ…。
同じ6年生でも鋭い当りを放っている子とか、
どん詰まりだけど、なんとか弾き返している子とかいたけど。
そして、体育館前の坂道でダッシュ。
右足を痛めていた事を理解してくれた監督さんが、
バカ息子には、少しヤワなメニューにしてくれた。
そこから、体育館移動。
最初の2時間、B&Gを使っていた主力組が浜津ヶ池へ。
浜津ヶ池にいた1年生以下がB&Gへ。
お互いがランニングで行き来する。
他の方と話をしていて気が付かなかったが、keiz先輩は1番でこっちに来たらしい。
で。
「6年生はムリに走らなくても良い」ということだったらしいが、
自主的に走るということになったと。
バカ息子はどうすんのかなぁ、と思っていたら走り出して行った。
中にはバカ息子の足の状態を気遣って下さった方もいたけれど。
その距離約6km。
バカ息子、ただでさえランニングは苦手なタイプだったことに加え、
怪我の影響で2ヶ月ほどロクに運動していなかったので、
途中で歩いたりしてるかなぁ、とか思いつつ。
後から車で向かってみると、途中の橋の上を走っていた。
当然、最後尾。
しかもだいぶ離されて。
一応、ペッパーズ出身のF君と並んで走っていたけれど。
とりあえず「頑張れよ~」と声を掛けて、先にB&Gに向かったが。
途中のコンビニに立ち寄って、走り去っていく先行した選手たちを見送りつつ。
で、ヤツらは…。
来ない。
他の6年生のちょっと遅れ気味だった選手が走り去っても。
来ない。
他の保護者の方が、
「ひょっとしたら途中で誰かに拾ってもらったかも知れませんね」
あ、あり得る。
と、思ってB&Gに入ったら。
来てない。
保護者の皆さんが心配してくれている。
車を取って戻すと。
いやぁ~、随分とまだまだのところで走っていた。
助かったのは、保護者の1台がサポートに就いて下さっていた事。
良かったのは。
それでもあいつらは走り続けていたこと。
最後の数百mの急な坂もなんとか登って、
バカ息子と、つきあってくれたF君のペアがB&Gに着いた。
バカ息子、走りきったか。
遅かったけど。
そんなこんなの帰宅途中、彼はまだ迷っているようで。
「野球もいいけど、サッカーもやりたいなぁ…」
まだ、4月以降が決まっていない。
で。
帰宅後、爆睡状態に陥った長男だったが。
夕食後、こう言った。
「父ちゃん、オレ、明日から1時間くらい走りたい!」
ま、口先だけでもそう思ったのはちょっとだけ進歩だ。
あとは本当にやるか、やり続けられるか。
末筆ですが。
Sさん、いろいろと有難うございました。