青春のリグレット

zuky

2009年09月07日 23:47


快晴。

6時半に事務所を出て飯田へ。
途中、築北付近は曇っていたが、
復路ではその築北付近も晴れ渡り、
高速道路脇に設置されているデジタル表示の温度計は31℃を示していた。

その復路の築北、麻績インターを過ぎたあたり、
対向車線でトラックが横転していた。
中央分離帯に激しくぶつかったようで、
こちら側の車線にも、
かなり多くの積み荷の破片、残骸が飛び散っていた。
ドライバーに大きな怪我がなければいいけど。


さて、昨日の古牧戦を含む今大会について。
1日目に比べると2日目は多少は意識が上がっていたとは思う。
けれどどことなく、日程を通して、
気迫に欠けた感じを僕は受けていた。

よく“試合への入り方”と言われるし、
このチームも負けた時にはそんな部分が指摘されてはいたが、
今回の場合は、
試合というよりも大会そのものに対する入り方が甘かったように思う。
どことなくモチベーションが上がっていなかった感じがした。
実際に格下相手の1回戦に思ったような攻撃ができず、
2回戦は追い上げられる始末。
3回戦こそ投打に亘って完勝できたように思えるが、
3回戦の守り、アウト12のうち三振が8つと牽制アウトが1つ。
相手の出塁は四球かピッチャーの送球エラー。
バッテリーだけで守っていたようなものか?
打っても打点は4番の2ランと5番のスリーランのみ。
(もっともそこへ繫げた2番の活躍は素晴らしかったけれど)

3回戦までは、誤魔化しが効いて勝ったようなものだったかも知れない。

さすがに4回戦はそうもいかず、
リードされての最終回にやっと目が覚めた感じだった。
(が、時既に遅く…
4回戦だけで言えば、古牧さんの「この試合に勝つ」という意識がもの凄く強かったように思える)


ところが。
敗北後のミーティングで最初に選手たちから出た多くの言葉は、
「笑顔を出せたから良かった」とか「粘れたから良かった」とか「一生懸命にやった」(つもり?)とか、
自画自賛ばかり。
キャプテンからは、
「先頭バッターの重要性」といった分析もあったが。
とにかく、決勝トーナメントに進めなかったのに。
何故、負けたかが解っていない。
ここはさすがにSヘッドがねじを巻いた。

そして。
大会への入り方。
漠然と参加されては困る。
もはや参加することに意義があるチームではない。

「次回大会でどうするの?どうしたいの?」
改めて尋ねた。
それまでどことなくはっきりできなかった選手たちから、
やっと力の籠った返事が返ってきた。
「優勝!」「打って勝つ!」
そういう信念を強く胸に抱いて、
練習に試合に臨んでもらいたい。


ところで。
古牧戦の最後の打者と二人だけで話す機会をつくった。
「最後の球、手を出さなかったのか?出なかったのか?」
返ってきた答えはこうだった。
「手が出なかった。
2ストライクだから手を出さなきゃいけないのは解っていたけど、
内角にズバッと来て、手が出なかった。」
もちろん、本当に生きた球を投げ込まれた時に、
手が全く出ない時はあるだろう。
ど真ん中でさえもそうかも知れない。

けれどそれにしても。
彼は粘って四球を奪うことのできる選手でもあるけれど、
見逃し三振もよくあった。
その克服をどうすべきか。

そして僕自身、この場面に限って、
走者への指示に終始してしまい、
彼に「狙え!」と言う事ができなかった。
2点のビハインドで、
2死満塁、カウント2-3。
打席はガチガチだったと思う。
相手投手も、さぞかし大変だったと思うが、
2点差で勝っていると思えば、
開き直り方も違うだろう。



試合への臨み方、
選手の心の造り方、
花を咲かせる事の難しさ。

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