優しさごっこ

zuky

2009年08月11日 00:37


朝から雨。
今日から早速の午前中での合同自主練習の予定も中止。
(帯同できるスタッフは限られているが…僕自身も今日、明日は仕事)

高校野球も中止、順延。
甲子園まで応援に行った日大応援団の皆さんには本当に悔しい天候。



昨日は球場から戻って、Bチームの練習を見学。
帰宅後、娘がどうしてもGペンが欲しい、というので、
しおれた心を振り払うのも兼ねて、
事務キチに連れて行った。
その彼女、ホワイトまで欲しいと言い出す。
今から何に使うんだ?
当然、トーンも欲しがってはいるが、
原稿用紙さえも与えていない。
実家に置きっぱなしになっている20年以上前の用紙をあげてもいいのだけど。

その後にスポーツデポとゼビオへ。
両方とも割り引き券があったので、
それを活用しに行った。
ゼビオの場合は10%offの券だったので、
高額商品を買うならゼビオで、と思っていた。
以前から長男のバットをどうしようかと考えていたのだが、
今シーズンの前半の一区切りが(残念ながら)ついてしまった事もあり、
ちょっと見てみる事にした。
どうせ買うのならカタログなども見ながら慎重にオーダーすべきだったのだが、
長男が、吊るしてあったバットを随分と気に入ってしまい、
結局はそれを買う事にしてしまった。
他にもいいと思われるバットもあったのだが…。
さて、その際。
何本かのバットの試し振りなど、
1時間以上も付き合って下さった店員さんには感謝。
当り前と言えば当り前の姿なのだが、
丁寧に、でも決して出過ぎることなく辛抱強く対応してくれた。
その真摯な姿はとても好感が持てた。

まあ、今日はそのバットのデビューの予定だったのだけど…。



会社のデスクで。
窓の外を見ながら先輩が一言。
「夏、終わっちゃったねぇ。」
もちろん、このヘンな天候の事である。
「そうッスねぇっ!終わっちゃいましたねぇっ!」
とパソコンのキーボードを打ちながら、
本当にこの気候はうんざりだ、とぶっきらぼうに僕が応えた。
すると先輩が慌てて、両手を振って、
「いやっ!そう言うイミじゃないっ!そうじゃないから!」

そう言えば、敗退の報告をしたばかりだった。



帰宅して、
TBSの「最後の赤紙配達人」を家族で視た。
最前線や或いは空襲の話などはよく語られているが、
こうした赤紙配達に纏わる悲劇もあるのだ。
戦争は隅々にまで悲劇を亘らせてしまう。

僕は少年時代、
プラモデルをよく作っていたが、
作っていたのは、
当時、流行っていた田宮模型の1/35ミリタリーミニチュアだったり、
バンダイの1/48だったり。
軍用機も艦船もよく作った。
そうすれば当然のように軍記物も読んだりしたし、
戦争映画もよく観た。
そんな僕に対し、母は特に何を言うわけではなかった。
母が東京大空襲に遭っていたことを少しは知っていたのだが。
そして、僕が育つにつれて、
母は空襲の悲惨さと、
運命に抗う事のできなかった少女の儚さを語るようになった。

こういう番組だったら寝るのが遅くなっても、
子供たちには視せたいと思っていたが、
子供たちも(一応)最後まで視ていた。
どう感じ取ってくれたかは判らないが。

そろそろ、
学生時代に買った今江祥智の「ぼんぼん」四部作を読ませてもいい頃か。

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